昔読んだ本

情報検索のスキル―未知の問題をどう解くか (中公新書)

問題解決における情報探索例として紹介された例。グローブ氏が前立腺がんを克服するためにとった行動。
TAKING ON PROSTATE CANCER (by Andy Grove)

• http://www.phoenix5.org/articles/Fortune96Grove.html

確率的発想法~数学を日常に活かす

集団的不可知性の話は面白かった。情報を収集して、自己責任で選択することについて、「自由主義を振りかざしている」ことは確率論の乱用であるとのコメントあり。確かに、誰もがグローブのように行動できるとは限らない。知恵と勇気と行動力と前向きな気持ちが必要だろう、とは思う。しかし、自分にとって最高の医療を探すことができる能力を身につけられるようにするにはどうしたらいいのか、という前向きな観点がかかれていない。普通の市民に確率論の知識を期待するのは難しいという論調だ。本を書くぐらいなのだから、市民に向けてよりより選択を行うための知識を提供するような方向性を示してもいいと思う。与えられている情況を批判しているだけのように感じた。

統計学とは何か―偶然を生かす

統計学の読み物として非常に面白かった。